暑さが厳しくなってきました。
テレビでも今日は何人が熱中症の疑いで搬送されました、というニュースを見かけるようになりましたね。
しかし、熱中症は適切な対処をすれば必ず予防できるものです。
そしてこれは熱中症じゃないと思っているようなものでも熱中症の症状だった、ということもあるので今一度、熱中症について復習していきましょう。
今回はスポーツ活動における熱中症について解説していきたいと思います。
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熱中症とは
熱中症について厚生労働省では以下のように説明されています。
「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
厚生労働省HPより
熱中症の中には熱けいれん、熱失神、熱疲労、熱射病といわれるものがあり、症状も重症度も様々です。
甘く見ていると最悪の場合、命に関わる状態になるので熱い環境で少しでも体に異変を感じたら休憩をとり、体を冷やしてあげましょう。
症状
上記の画像に示した通り、熱中症は重症度によって症状が変わってきます。
Ⅲ度のような意識障害やけいれんの症状が出た場合は緊急性を感じて救急車を呼んだり病院に連れて行くなどの対応が当然と思われますが、気を付けたいのはⅠ度~Ⅱ度の状態です。
特にこむら返りや倦怠感はただの疲労と勘違いしやすいため注意が必要です。
また、ジュニアやユース年代では自身で適切な判断ができない場合もあるため指導者がこまめに休憩を設定したり、子どもの様子をしっかり観察しておくことが大切です。
熱中症の予防と対策
日本スポーツ協会では熱中症予防のための指針を出しています。
まずはこの指針を参考にして運動強度を調節したり、休憩をとることが必要です。
最近では体育館などの屋内の運動場の場合、WBGT指数計がついている場所も多いのでそういったものを参考にするとよいでしょう。
個人が行える対策
・衣類による対策
速乾性のある服を着用する、帽子を着用する。
防具が必要な競技は休憩時間に防具を外して体を冷ます。
・水分補給
水分だけでなく、塩分も補給できるものを準備する。
どのようなものを飲んだらいいのか、どのようなものは適切ではないのか、ということについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
・運動前後の体調管理
疲れていたり、睡眠不足、発熱、下痢などの体調不良があると熱中症にかかりやすくなります。
特に運動前後数日の体調管理は気を付けましょう。
・普段の軽い運動
日常的に汗をかく習慣をつけておきましょう。
ヒトは汗をかくことで体温調節を行います。
汗をうまくかけないと体温が下がりにくく、熱中症のリスクが上がります。
熱中症かな?と思ったら
熱中症になってしまった場合は慌てずに対処しましょう。
上に示した図は熱中症になってしまった時の対応フローです。
このフローチャートに従って行動することで適切な対応が可能になります。
熱中症が疑われる場合は
・涼しい場所へ避難
・水分、塩分補給
・体を冷やす
この3つを徹底しましょう。
意識がもうろうとしている場合はためらわず救急車を呼んでください。
まだまだ暑い時期が続きますが熱中症に気を付けて楽しい夏にしていただければと思います。
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1989年9月9日生まれ。青森県青森市出身、東松島市在住。
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、健康運動指導士
2018年に宮城県石巻市・東松島市を中心に出張専門の鍼灸マッサージ院を開業、2022年より【出張・鍼灸マッサージ あずまし鍼灸院】として院内施術も開始。運動部の学生のサポートから社会人のカラダのメンテナンス、高齢者の健康維持など幅広い顧客へ施術を行っています。治療だけでなくメンテナンスや競技力向上にも力を入れています。お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。