久しぶりの運動後、いつもは使っていない筋肉を鍛えたり使ったりすると翌日(人によっては2日目や3日目)に筋肉痛がやってきます。
筋肉にしっかり刺激が入っているなぁ、とやった感がありながらも早く回復したい筋肉痛。
今回は筋肉痛にマッサージは効果的なのか、ということについて解説していきたいと思います。
Table of Contents
筋肉痛とは
ではまず筋肉痛とはなにかご存知でしょうか?
筋肉痛には即発性と遅発性というものがありますが、ここではよく起こる遅発性筋肉痛についてお話しします。
遅発性筋肉痛とは運動後数時間から数日後に起こる筋肉痛です。
特に伸張性収縮といわれる動作で起こりやすいと言われています。
例えばスクワットでしゃがみ込むとき、運動会の短距離走での着地などです。
主に体にブレーキをかけるような動作が該当します。
痛みの原因は運動によって微細な損傷をした筋肉が炎症を起こすことによります。
通常は筋肉痛が発生してから1~3日程度で回復します。
筋肉痛についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
マッサージとは
次にマッサージとはどのような目的で行われ、どのような効果があるのでしょうか。
マッサージの効果は様々なものがあります。
代表的なものは全身の血液やリンパ液の循環改善や促進が挙げられます。
また、筋肉の疲労や緊張の緩和、老廃物の除去も有名です。
このような効果はコンディショニングやパフォーマンス向上に寄与するので「スポーツマッサージ」に応用されることが多いです。
この他にも筋肉、関節、神経などの痛みに対する鎮痛効果も期待できます。
寝たきりや骨折等のケガ後の関節が固まって動かしづらい状態(関節拘縮)に対しても関節部への施術により関節可動域の拡大、関節運動をスムーズにする効果が期待できます。
内蔵機能の不調に対しても胃腸機能を調整することで便秘の解消なども利用されています。
以上のような効果からマッサージには自己治癒力を高めて症状の改善をサポートしてくれます。
筋肉痛のときのマッサージの目的
筋肉痛は筋肉が微細な損傷を受け、炎症が起きている状態です。
このような部位は組織を修復するためにリンパ液が溜まりやすくその他の不要な老廃物も溜まってしまいます。
マッサージの目的はこの老廃物を除去することになります。
押す、揉むはNG
筋肉痛の場合のマッサージの目的は老廃物の除去と前述しました。
つまり老廃物を流していかないといけません。
その際に押したり揉んだりするのはNGです。
筋肉が微細な損傷を受けているときにその部位を押してしまうと損傷を広げてしまう恐れがあります。
これは傷口をさらに広げているようなもので回復を遅らせてしまいます。
では押すでも揉むでもなくどうすればいいのでしょうか?
「さする」が正解
正解は「さする」です。
そもそも本来マッサージとはさすることを指す手技です。
押すことは「指圧」、揉むことは「あん摩」に該当します。
マッサージを行う際は求心性(末端から心臓に向かって行うことがポイントになります。
末端から中心へ向かって行う
求心性に行う理由は血液やリンパ液の還流を促すことが目的になるからです。
体の末端は栄養が豊富な血液や酸素を届きにくく、老廃物なども溜まりやすい部位になります。
この溜まった老廃物などをマッサージによって心臓の方へ戻すように促すことで栄養が豊富な酸素や血液が体の末端に行き届くようになります。
筋肉痛のときのおススメ回復法
筋肉痛のときは完全に安静にするよりも適度に血流を促す行動をとった方が回復が早くなるといわれています。
具体的にはストレッチ、軽いマッサージ、ウォーキングやジョギングなどの軽い運動、入浴などがおすすめです。
どれもやりすぎは筋肉痛を悪化させる恐れがあるので痛みが出るほどの無理なストレッチ、強くもむマッサージ、追い込むようなハードトレーニング、長風呂などはしないように気を付けましょう。
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出張・はり灸マッサージ あずまし鍼灸院
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1989年9月9日生まれ。青森県青森市出身、東松島市在住。
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、健康運動指導士
2018年に宮城県石巻市・東松島市を中心に出張専門の鍼灸マッサージ院を開業、2022年より【出張・鍼灸マッサージ あずまし鍼灸院】として院内施術も開始。運動部の学生のサポートから社会人のカラダのメンテナンス、高齢者の健康維持など幅広い顧客へ施術を行っています。治療だけでなくメンテナンスや競技力向上にも力を入れています。お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。